関東方面からお越しのご家族
朝、新幹線で金沢に到着
半日、市内観光をして、午後はショッピング
夕方、宿にチェックインとなりました
ご両親とあれこれお話ししているに、中学生のお子さまが気分が悪くなってきて横になりました
熱があるようだったので、冷凍庫にあった保冷剤を濡れタオルでくるんで首筋や脇に当て、扇風機で風を送っていました
ご両親は「しばらく休めば大丈夫、さっき焼き肉食べたいと言ってたから、もう少ししたら出かけます」
とおっしゃっていました
ご両親と翌日の予定の打ち合わせを終え、宿を出て2時間後の午後7時半すぎ
お母様から電話がかかってきました
「様子が悪くなってきたので病院を受診したい」
私は
「時間外診療をしている病院を調べて連絡をとります。折り返し連絡しますから、お待ちください。」
とお伝えしました
とっさに浮かんだのは大手町の夜間急病診療所
宿から近い
でも、去年閉鎖しています
次に浮かんだのは石引町の金沢医療センター(076)262-4161
電話したところ
「患者さんの名前は?生年月日は?熱は何℃?」
んーーどれも分からない・・・
観光でいらしたお客様であることと自分が宿のオーナーであることを伝えました
「診察できますが、診療代以外に5,000円かかります。それでよければ。駅西の急病センターは5,000円かかりませんし、小児科も内科もありますよ。」
そうだった、紹介状もないしね・・・
「親御さんと相談します」
と電話を切って、去年駅西に移転オープンした金沢市広域急病センター(076)222-0099に電話
「夜11時まで診療しています。いらしてください。ただ、保険証をお持ちでなければ実費診療となります。」
こちらは、詳しい名前や生年月日は聞かれませんでした
ここで、お母様に電話で相談
小児科も内科もある方がよい、ということに決まり
「タクシーを呼びますから、出かける用意をしてお待ちください。」
と告げて、次はタクシー会社に電話
行先と、熱のある中学生とその両親を乗せてほしいことをお願い
お母様にタクシーの手配ができたことを連絡
駅西の急病センターに今から行くことを再度電話してお願い
この間、19分
その後、私も駅西の急病センターに行きました
ご両親とお会いして
「座薬と点滴で治療してもらっているので、もう大丈夫でしょう」
という言葉を信じて自宅に戻ったのですが・・・
午後11時を過ぎてから
「改善する気配がないということで、県立中央病院に入院することになりました」
というメールが入りました
最高気温が34度だった金沢市内
朝早起きして新幹線に乗ってきたこと
そして、屋外で半日過ごしたことを考えれば
宿に着いてからすぐに水分補給をすすめなかったこと
(ご両親はウェルカムドリンクを飲まれました)
や
宿に体温計も氷枕もなかったこと
時間外診療の病院をちゃんと把握していなかったこと
タクシーではなく救急車を呼べばよかったか・・・
などなど
反省しきりです
今は少しでも早い快復を願っています
追記:ご両親は保険証をお持ちではなかったのですが、ご自宅に留守番をしていたご家族に保険証の写メを送ってもらって、それでOKとなったそうです